お寺の手帖

「お寺の手帖」は暮らしの中で役に立つお寺の知識や、宗派や尊像など、
みなさまが興味をもたれるお話を当寺副住職の浅井将玄上人がわかりやすく語ります。

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春の知らせ 〜啓蟄のお話〜

2022年3月5日(土)

本日は啓蟄(けいちつ)です。

啓蟄とは春の暖かさを感じて、冬籠りしていた虫が外に這い出てくるころのことをいいます、

「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味がありまして、

「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもる」という意味があります。

もともとは、太陰太陽暦で用いられていた二十四節気の一つです。陰暦では、毎年の日数が違い、暦と季節がずれているので調整するために工夫されたものが二十四節気とされています。

春彼岸法要の日でもある、春分の日(太陽が真東から昇り真西に沈み、昼夜の長さがほぼ同じになる日)を起点として、太陽が1年間に動く黄道上の動きを15度ごとに24等分し、季節を示す基準としています。

二十四節気では、全体を春夏秋冬の四つの季節に区分し、さらにそれを三つの月に分けております。

一つの月には、二つの等分を割り当て、前半の等分を「節気」、後半の等分を「中気」とし、それぞれの等分点を太陽が通過するときの時候を表わす名称を「正月節立春」「正月中雨水」「二月節啓蟄」「二月中春分」「三月節清明」「三月中穀雨」としております。細かな事は各自お調べ下さいませ。

このうち、黄経345度、陰暦の2月前半を表す「二月節啓蟄」が、「啓蟄」の由来とされております。現在の太陽暦の3月6日ごろに当たります。毎年日付が変わりますので、この頃と覚えて頂いて間違いはないと思います。

…と、お勉強の時間はこのくらいにして、お寺の枝垂れ梅が見頃を迎えております。

毎年とても美しく咲き誇ってくれており、お寺のシンボル的な存在です。

河津桜もちらほら開花し始めております。

どうぞ、感染対策をバッチリして頂き、お花見にお越し頂けたら幸いです。

今日は啓蟄のお話でした。